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こちら中国の経営上困っていること等の調査結果で常に上位される項目とは
①税制・法制度の問題
②生産・品質管理
③労務・人事問題
この3ヶが常に上位にランクされています。
続いては
④資材調達問題
⑤人件費の増加
⑥人民元の切り上げ問題
等と続きますが、気になる問題として【親会社との意思疎通】という項目があるのです。
これは恐らく日本本社への報告とその理解を得るための苦労度を表現しているものと思われます。
振返って考えてみますと、このような内部消耗型の苦労(経営上困っている問題)とは何ら利益を現地法人にはもたらしませんし、親会社にももたらさないと思われます。
ある程度の権限委譲ということが、かなりの高レベルで必要になる訳です。と同時にその委譲された権限に相当する責任も一方では当然必要です。
この両者のバランスを取る努力をする必要が日本と中国とであることになります。
究極的には中国へ進出した目的やそれぞれの会社様の経営理念の親会社と現地法人との間での共有化が必要と思われます。