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先日無錫に出かける機会に恵まれた。
こちら無錫で工場を建設する計画のある会社様であった。
日本の投資親会社様の業績は抜群の会社様で、慎重に社内で検討の上、中国に進出を決定されたようだ。
既に法人登記などの手続きは終了されており、工場が完成する今年6月くらいからは本格的な生産に入るとのことであった。
今、この段階で何をしなくてはいけないのか?
①工場建設の段取り
②生産設備の輸入
③地元政府関連との交渉事項
等など総経理様にとっては毎日が忙しい日々だ。
私は今のこの時点で優先的に検討しなくてはいけないことは、
何といっても社内での【人事管理体系の構築】にあると思っている。この人事管理とはとかく優先順位が低く、しかも厄介なことには日常的に社内で問題が発生するのは人の問題に起因する事項が多い。
社内での組織体制は?
人員計画は?
給与体系は?
評価制度は?
などなどである。
実際に工場での生産活動がスタートすると、生産条件の設定など事前に想定していた以上に問題が多く発生し、時間がかかるものである。
その結果、最初の立ち上げの段階では人材面に関する管理はどうしてもその優先順位が低くなる。
しかし、実際には大切な経営資源である人材管理を今この時期に優先的に検討しておかなくてはいけないと思う。
人材の問題は決して最後ではなく、最初に検討すべき経営課題であると考えている。