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春節直前に訪問したある日系企業様の事務所での出来事であった。
春節前の大掃除の時であった。
総経理様:中国人は文書のファイルが本当に下手だ。どうなっているんだ?ファイルの予算などはきっちりと取ってある。
私:そうですね。情報整理の仕方を知らないのです。
このような会話が交わされた。
確かにこの会社様の管理部門(事務所)の文書ファイルリング・レベルは決して高いものではなかった。
何が何処に置かれて、管理責任者は誰で、その保存期期限基準は?ラベリング基準は?等など挙げればキリがないくらいである。
しかしながら私はこのような状況にしてしまった最終的責任は一体どこにあるのか?とふと考えるのである。
確かに文書管理に関しては過日の記事に投稿した通り、国際的な基準というものが存在している。
問題は、その運用だ。
日本人管理者サイドからルールなどを決め、指示し実施しないことにはいけない。
同じ日本人同士とは違い、大前提が異なるためこのような小さいことでも一つ一つ決定しなくてはいけない。
振返って冷静に考えてみると、中国人の方の文書のファイルリング技術が低いのではない。
日本人管理者から中国人スタッフの方への指導教育が不足しているため、その結果として文書ファイリングが下手だという認識が必要であろう。
このようなことは現地中国での企業内管理においては事例は大変多いように思う。