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成功体験と賞罰制度

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先日上海市郊外にある日系企業様で中国人の管理職の方を対象としたスタート・アップ研修があった。

2005年に現在の工場に移転され、順調に業績を伸ばされている会社様である。

今までは事実上、総経理様がお一人で業務の大半をしきっておられたが、これから更に会社を大きく発展させえようすると、人材の諸問題に直面されておられ、中国人管理者の方を何としても育成したいとの希望をお持ちである方だ。

このような研修がいったいどのような効果があるのか?どのような研修であるのか?一度スタート・アップ研修ということで第1回を実施した次第だ。

参加された中国人管理者の方もどうやらこのような系統だった研修会は初めてであったようだ。

積極的に参加されておられた。

どこの日系企業様でも中国人の方は年齢的にも、またその考え方も若い。

研修終了後、講師である私と総経理様との意見交換で、どうやら中国人管理者の方にとり、成功体験が少ないようだとご指摘申し上げた。

こちら中国では賞罰制度が必要とされている。

確かにこの制度が必要でかつ有効な日常での場面が多い。

しかし日本人管理者の直属の部下である中国人管理者の方には、社内でご自身が経験した業務上での成功体験こそが賞罰制度より必要なものであろう

管理職の方が心に抱かれるおられる小さな成功体験こそが、企業の発展の原動力となる。

 

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