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中国人と日本人の読書時間

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ある方の分析によると1日あたりの読書時間は日本人が20分に対して中国人はその倍の40分であると言う。

もちろんこの値は平均値であり、世代や環境により読書時間の長短にはバラツキが大きいものが思われる。

しかしながら私はこの分析のお話をお聞きし愕然とした。

何故か?

これは単に読書時間の長短という表面的な問題だけはないと瞬時に感じたためだ。

中国語を自由に操り、中国語でコミュニケーションできる方であればご理解いただけるものと思う。

1000文字相当の日本文を中国語に翻訳すると約600文字位の中国語に短縮される事実がある。

日本語の持つ表音文字言語体系とと中国語の持つ表意文字言語体系の違いなどがそうさせているのであろう。

仮に日本人も中国人も1分当たりに読める文字数量が一定だと仮定すると、同一読書時間でインプットされる情報量は1000文字÷600文字でその差が1.66倍となり中国人の方の方がインプットされる情報量が多いことなることになる。

さらに読書時間に2倍の差があるとすると1日平均で1.66×2=3.32倍の差ということになる。

これはいささか粗っぽい分析かもしれない。

しかしながらこちら中国での生活時間も長く、このような短期間で経済発展を実現できた背景には、この読書の長さ、さらに拡大して考えると情報のインプット速度に大きな差があるのではないか?と思われるのである。

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