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ある日系独資の企業様でのことである。
総経理は中国人の方(もちろんバイリンガルの方)で部長職に日本人(現地採用)という組織がある。
この会社様では日本から派遣している日本人の方で常駐者の方はいない。
さらに中国人総経理の方がお若い場合がある。
日系企業であるが、総経理は30代の中国人の方である。
最近では珍しくないパターンだ。
時折、日本からスーパーバイザーとして技術者の方がこちらに出張される。
まさに人材の現地化を果たされている企業様である。
日本から派遣している日本人がいないだけ、人件費の負担は遥かに軽い。
しかしながら私はこのような組織体制をとるには大前提があると考えている。
投資会社からの監査業務である。
もちろん財務監査だけではなく、品質管理・人事労務管理・原価管理などの監査である。
この監査業務を確立していない状況で人材だけの現地化を徒に急ぐのは危険であろうと思う。