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先日いつもお世話になっています遼寧省のお客様のところでちょっとした事件がありました。
その経緯というのは下記の通りです。
このような状況であったのです。
恐喝まがいの事件に遭遇したCさんは、この日系会社様がこちら中国で立ち上げの時から在籍されており、日本本社でも研修をされ、将来はこちらの現地法人の経営幹部として期待されている若手社員の方でした。
一方、この会社様の総経理は日本では生産技術畑ご出身の方で、こちら中国での現地法人で発生するさまざまな経営上の問題に関しては、ご経験も少なく、今回のこのような恐喝まがいの事件にどのように対応すれば良いか?迷っておられました。
そこで私の方では、その恐喝まがいのことを受けたCさんに詳しく当日の状況をヒアリング致しました。特に暴行を受けたことのでもなく、労働契約の解除通知を受けたAさんから、『お前が家内の人事評価を落としたので、このようなことになったのだと』の嫌がらせを受けたようです。また、もし本当に1ヶ月後に労働契約を解除するようなことがあると、ただではすまないからと脅しを受けたようでした。
特に傷害事件になるようなことではなかったようです。
私の方からは、この総経理様に一連の出来事を近くのD社様の総経理にご報告されては如何ですか?と申し上げました。この総経理はこのようなことをするとかえってやぶ蛇になるのではないか?と心配されていましたが、同じ工業団地に進出された日系企業様同士ですので、D社様にこのBさんに対して具体的な対応をお願いするのではなく状況説明だけするために伺った次第です。
その翌日にはこのBさんとその上司の課長様の2名がこの会社様にお詫びに来られました。
一緒に来られたBさんの上司の課長様は女性の方で、その対応はまことに見事なものでした。
こちらの総経理の方も、今回の一連の出来事でこちら中国での日系企業様同士での横の連絡・交流などを強化してゆきたいとのことでした。
御社では同じ工業団地などに進出されている日系企業様との連絡などは十分でしょうか?