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本日は日本と中国とで新幹線の比較を考えてみたい。
私は8日の午後には日本国内で新大阪駅から博多駅まで日本の新幹線を利用した。
11日の夕方には、中国で少々トラブルもあったが、上海虹橋駅から安徽省の馬鞍東駅に高鉄(中国版新幹線)を利用した。
まずはチケットの価格に関してだ。
新大阪駅から博多駅までの距離は約620kmで運賃は15,000円である。
上海虹橋駅から南京南駅までの距離は約270kmで運賃は134.5元で日本円換算では約2200円である。
これを比較のため単純化すると距離は日本では600Kmで中国では300kmとする。価格は300km当たりの移動費用は中国では2200円であるが、日本では7500円となり日本は約3.4倍高いことになる。
もちろん移動距離に対する価格差もあるが、それ以上に安全性・運行ダイヤの正確性、さらにはサービス満足度(車内販売のサービス等)なども重要な判断基準になり得るであろう。
なぜ中国は安いのであろうか?と考えてしまう。
恐らくこの新幹線を企画・設計・開発段階などの量産以前の初期費用がほとんどないためであろうと思われる。自国で開発するのではなく、海外から完成された技術を購入するためであろう。技術を自力で開発するのではなく、購入する方が長期的に安上がりなのであろか?
将来のメンテなども考えると、よく検討しなくてはいけない課題だ。
写真は博多駅で見かけた美しい新幹線。