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お知らせ
バリ島は稲作はご存知の通り二毛作である。
乾季と言われる4月から10月 そして雨季といわれる11月から3月。
この半年間で2回収穫が出来る。
日本のコメのような粘り気のあるジャポニカではなく、細長いインデイカ米と言われるものである
ナシゴレンというインドネシアでのチャーハン(焼き飯)のご飯はまさにバリ島でもコメを原料をした料理である。食べると非常に美味しい。
米の価格であるがバリ島ではkg 120円から150円とのこと。
現在日本で言われているような5キロ単位で言うと600円から750円という非常に安い
価格である。
コメはバリ島でも主食であり、食費に占める主食の割合計算方法があるようであるがその計算を適用しても日本のお米は高いということになる。
この米の価格に関してはいろんな要因が複雑に絡み合い、制度的かつ歴史的な絡みもあり単純な状況説明や対策はなかなか取りにくいことは理解できる
ただ残念ながら現状だけを見ると日本のコメは確実に高いという事実だ。
従来は工業製品であれば品質が良く、かつ信頼性が高ければ価格が高くても受け入れられる時代があった。しかし現在工業製品の中でも、汎用品では品質はある程度平準化され
価格が高いものはなかなか売れにくい状況である。
お米は工業製品と同じであるは言わないが現在のような地球規模での気候変動の現実を考えると自然に任せるような稲作ではあまりにも変動要因が大きすぎるため、工場内とまでは言わなくても温度、日照時間、湿度、降水量などをある程度人間が管理できるような環境での稲作ということになるであろう
このようなことを感じた次第である
写真は世界遺産であるジャティルウィにある棚田形式の水田風景。驚く位スケールが大きい。