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現代中国社会を表現する最適な形容詞を1ケだけ述べなさいという課題があったなら、私は躊躇うことなく、【アンバランスさ】という言葉を選択するだろう。
さまざまな状況でこのアンバランスさを語ることが出来ると思う。
国家天下論的には、そのGDPの大きさである大国としての中国と、その力に対応した一流国家であるかどうか?とのアンバランス感。
さらに固定資産等に代表されるハード面の総資産額と、それを維持&サポートするソフトウエアの脆弱性の問題等々、いろいろな面でこのアンバランスを議論することが出来ると思う。
本日は市民生活面でのアンバランスさについてである。
この2枚の写真は、高鉄の上海虹橋駅での写真である。
トイレの少なさに皆さんはそのアンバランスさ感じたことはないであろうか?
その公共施設の利用者総数とトイレの数のアンバランスさだ。
また地下鉄等の公共施設でのエスカレータの設計のアンバランスさだ。
駅などの公共施設の利用者数と設置されているエスカレータでの移動能力のアンバランスさだ。エスカレーターの移動速度を上げることは、危険だと思うが、エスカレーターの1枚のステップの幅や大きさなどを工夫する余地はないのであろうか?
いずれも初期の設計時点での問題なのか?あるいは想定外の多くの利用者が出現し、そのバランスが崩れたのだろうか?
いずれにしてもこの日常生活でのアンバランスさという問題は、日常生活の安全に直結する深刻な問題であろうと思う。
他にもこの類のアンバランスさがあれば、読者の皆さんに教えてもらいたいと思う。