中国での掲示物から感じること。

お知らせ　2018年09月14日

写真は浙江省平湖市にある政府関連の部門が入るビルのエレベータに貼られていた掲示物だ。

エレベータに乗る際に、【降りる人が先で、そのあとにエレベーターに乗るよう】にとのスローガン的標語だ。

何となくおかしくなり、思わず写真を撮影したが、このような表示物があること自体で、現代中国での社会的マナ⁻のレベルも理解できるというものだ。

20年前と比較すると、中国人の社会的マナーなかなり向上してきているのは事実であるが、まだまだ一流とは言えない。関連記事はこちらから。

このような社会的マナーを変革させるには、小学校の低学年時点からの基礎教育が重要であろうと思う。

つまり社会総体として、マナーが変化したとなるには、現在小学校3年生前後の少年少女たちが、ビジネスの第一線で活躍するまでの時間＝つまり、あと20年は必要であろうと思う。

このようなことはGDPであるとか、その他の経済指標では、なかなか定量的に表示はできない事だ。

やはり実際に中国社会の日常シーンに入らないと理解はできないであろう。