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1980年代から始まった経済の開放路線でこちら中国国内での一番大きな変化は実は経済成長ではなさそうだ。
一番大きな変化(この変化は成長もあれば後退もあれば進歩もある変化という意味。)は若い人(主に20代)の方が日常的に使用する言葉ではないか?と思われる。
当然この変化の背景には、経済成長に起因するものが多い。
20数年前には、携帯電話でのショート・メールはなかったが、今はありこのショート・メールでやり取りする言語表現の変化などその最たる例であろうと思われる。
私は決して言語学者ではないが、中国で生活する一人の外国人(日本人)として、その変化は下記のように集約できるように思う。
第1には、表現方法が柔かくなっている。解放前は共産党のドクトリン付けの表現であったように思う。
第2には、外国語(外来語)の多用されていること。
第3には、言葉が本来のコミュニケーションの姿である双方交流型になりつつある
この3点を感じる。
特に第3の双方交流型の変化というのは、その影響が大きいように思う。
自己の主張も当然する。と同時に相手の考えも引き出す表現とでも言おうか?
すべての若い中国人の方がそうであるとはもちろん限らない。
しかし、日常的に強く感じるのである。