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私は時間の節約(他には経費節約と体力保持の意味合いがあるが・・・)のために事務所から地下鉄を利用する際には、自転車に乗り最寄の2号線および3号線の中山公園まで自転車で行く機会が多い。雨天の日は当然、市バスの利用となる。
中山公園では、1日の駐輪管理費用(正確には1回の駐輪費用<たとえ2泊になろうが>は5毛=0.5元でほぼ7円である。)
さて、10月末に日本に出張した際に長男の自転車が盗難にあった。長男は本人なりにかなり元気をなくしていた。
その2~3日後に、自宅に電話があり、どうやら長男の盗難にあった自転車がその電話主の方の家の近くにあるとの連絡を受けた。
ご住所と連絡先をお聞きしたいと申し出たが、その電話の主は一切何も語らず電話を切った。
その翌日、近くの警察署の若い警察官が自宅まで長男の自転車を届けてくれた。
過去18年に及ぶ中国での生活の時間の中で、私自身も自転車の盗難にあったのは、記憶に残っているだけ優に10回は越える。
すべての記憶では、カギをキッチリかけていた。
この10回以上の盗難の中で、自転車が戻ってきたことは一度もない。
このブログを読んで頂いている方でも、中国社会での滞在経験のある方は、同じ体験を持っておられる事と思う。
この自転車の盗難は日本と中国との治安の良さ、悪さという単純な社会的な比較ではなく、社会的コストの多寡に関してジックリ考える良い事例と感じる次第だ。
類似の事象は企業内管理でも言える。