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10年を超えてこちら中国に滞在されておられる日本人の方は概ね2分類に分けられるように思う。
第一分類は、何はともあれ中国社会に慣れ親しみ、良いも悪いもすべてを受け入れておられる層。
第二分類は、こちらで生活はしているが、中国社会のアンバランスさに常に疑問を内心いただいている層。
このいずれの層にしても中国社会で生活をしているの日本人たちである。
長く居ればどちらかと言うと、その地(つまり中国)が好きになる傾向が多いように思われるが、実際にはそう単純で短絡的ではないようだ。
私自身も不思議と周期的に中国社会の良い面を感じ取る時と、その反対に悪い側面ばかりを感じる時がある。
最近特にその揺れの幅が大きくなってきているような気がしてならない。
中国社会の経済的な成長が大きく影響しているのかもしれない。
はやりその際のキーワードはアンバランスさであろう。
今まではアンバランスであっても特に顕在化した社会的リスクは感じ取ることができなかたが、今は決してそうではない。
アンバランスな経済発展(←これは発展とは言えないが)は、人類の存亡の危機、とはちょっと大袈裟な表現だが、日常的には環境問題が顕在化した感がある。