新着情報
過去の記事
先日無錫に日帰り出張して来た。
いつもの通り秘書には朝8時頃上海駅発の無錫駅までの軟座のチケットを手配してもらっただけであった。
当日上海駅に行ってビックリした。
中国版新幹線である新型車両のCRH2型の車両である。
この列車は日本の新幹線技術を導入(川崎重工業等)されて、山東省青島の南車四方機車車両が生産したものであるが、中国当局は日本からの技術導入のことは一切ふれずに中国の独自のブランドを強調していることは皆様もご存知のことと思う。
今年の1月末から上海⇔杭州・上海⇔南京間の2路線で営業運転を始めている。
まったく日本の新幹線と同じである。
・白い車両。
・列車内のシートのレイアウト(通路を挟み2列と3列のシート・レイアウト)などだ。
・但しシートに座った感覚は、若干日本の新幹線よりシートのサイズが小さい感覚だ。
個人的には龍陽駅から浦東空港までのリニア(時速431Km)よりは、ゆっくり寛いでシートに座る事ができる。
ところがである。
日本の新幹線とは決定的に違う点がある。
車内の様子である。
ずばり乗客のマナーである。
・携帯電話は車内では他人にお構いないしで使う。
・果物の皮は床に捨てる。
・さらに私の隣に座った女性は、指定券なしで座っているというありまさまだ。
あえて一般化して言うのであれば、立派な固定資産に見合ったソフトが存在していない瞬間をこの中国版新幹線の中では目にすることができるのである。
一体いつになれば、この素晴らしい列車に見合う、乗客のマナーが実現されるのであろうか?