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これは極め微妙な問題です。
私はあらゆる業種・業界で日本本社で運用している管理システムをこちら中国の現地法人に持ち込んでも巧く機能しないとの立場です。
極端な例では(最近では少なくなって来ましたが・・・)日本本社の規定集をマルゴト中国語に翻訳して運用しようとされる会社様もあります。
大変危険なこととも言えるのではないか?と思うのです。
ISOや各種研修メニューそして人事管理制度などが該当するものと思われます。
では、何故巧く機能しないのか?
その遠因と思われることが2ヶあるように考えています。
①日本本社の管理制度をそのまま移植するのであれば、現地法人社内での人事制度:特に人事考課制度が確立していること。
②運用するサイドである日本人管理者が十分日本で運用されている制度を熟知していること。
この2条件が大前提と考えます。
②の制度への理解は、会社経営に必要な制度を熟知していることはまず不可能と思われます。誰しも得意分野と不得意分野があるものです
各種制度がうまく機能するためにには、それを支える:つまり運用する中国人社員の方への処遇などが人事制度を通して確立していなくてはいけないと考えます。