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基本的な人事考課制度は①能力評価②情意評価(取組姿勢)③業績評価の基本3パターンで運用されていることは各社様とも同じであることが多い。
さらにそれぞれの評価要素を個別の評価項目に分類し、点数化しているのが、一般的だ。
このこと自体は間違っている(実効性がない)という気持ちはまったくない。
何とか数量化して把握しようと努力されていることであろう。
しかしながら、こちら中国の人事考課のプロセスでは、日本以上に重要視しなくてはいけないことがあるように常に感じている。
それは、この人事考課制度の運用そのものである。
1次考課者→2次考課者→3次考課者と順次評価をするのが通常とされている。
誰が、あるいはどこの決定機関で、その個人の人事評価が決定されるのか?である。
また、その決定プロセスを社内で明確に公開しているか?である。
特に【人】が【人】の評価をすることはまさに【判定】である。
決して測定という客観的なものではない。
また、日本本社以上にこちらの中国人従業員の方により、日本人管理者の方が考えているような、有効で公平な考課制度を構築できないことも多々ある。
精度の高い人事考課制度を構築しても、その運用自体がうまくいかないというケースも多いもの事実だ。