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コーチング能力とは?

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ある企業様で本社からの役員様が現地法人に約10日間来られていた。

この方は日本本社ではNO.2の方で現在の会社の基礎を構築された方だ。

年に3~4回程度こちら現地法人に来られている。

こちらでの総経理様はこの役員の方の愛弟子のような方である。

この役員の方は当然中国語は自由自在には操れないが、簡単な日常会話と業務上必要な言葉は少し分かる程度である。

むしろ中国人スタッフの方が、若いだけあってか日本語でのコミュニケーション能力は格段に高い。

この役員の方のコーチング能力には素晴らしいものがあると感心する。

最近よくいわれているコーチングの理論をしっかり日常業務で学ばれた日本人世代ではなく、お若頃は当時の上司から古典的かつ純日本風の教育を受けられた世代であると言える方だ。

何を以って私は素晴らしいと感じたのか?

ずばりその傾聴能力の高さにある。

中国語という言語ツールでのコミュニケーションなので、日本国内以上にこの傾聴能力が必要となる。

その上で、まったく陽性で、かつ厳しく現場での指導をされる。

この陽性というのが、なんとも心遣いが感じられる。

恐らくこの役員の方ご自身は無意識であろう。

今流行のコーチングの基礎的トレーニングを受けられた方ではないが、実際に現場で地に足がついたコーチング手法を実践されている日本人管理者の方は少数派であろうと思う。

現在の20代の中国人スタッフは一人っ子であるケースがほとんどだ。

現地法人社内での若い中国人スタッフと接する時の要点を再確認できた思いがする。

 

 

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