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日本人と中国人とは外見は似ているが、全く異なるとはよく言われる話題だ。
政治体制や歴史認識に関しては、専門のエキスパートの先生方にお任せすることにして、ここでは日常生活での根本的な違いについて考察をしてみたい。
本日の話題は物価単価の把握に関してである。
リンゴは1ケいくらですか?との問いには日本人であれば、常識的な返事ができるであろう。例えば、【はい、1ケ80円です】と。
決して【1ケは1500円はします】とは常識的にはならない。
ところがこちら中国では1ケいくらという計数的把握概念ではなく、一斤=500gいくらか?となる。一斤多小钱?
多くの日本人にリンゴ500gあたり人民元ではいくらか?と聞いて即答できる日本人は少ないであろう。
同じことがレモンは1ケいくらか?と一斤=500gいくらかと言われても,その両方の質問に対して正確に返答できる日本人は少ないであろう。私が果物を買っている店ではリンゴもレモンも一斤=500gは8.8元(邦貨換算@15として132円)
物価、日常生活に直結する多くの食料品は、このように単価を個数ではなく、量、重さで中国では把握する。
外国語が出来るだけでは、こちら中国での日常生活はうまくゆかないと思うのである。
その言葉;言語の背景にある日常を構成している感覚等をも理解しないといけない。
写真は昨日通りかかった食品を販売しているお店の様子。
やはり一斤=500gはいくらか?であった。1ケいくらではなかった。