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本日のテーマは「小学生の徒歩での通学」に関してだ。
中国では、出張先であった大連市内・蘇州市内・寧波市内でも小学校の校門の前では早朝に子供を学校まで送って来た親の車が並ぶ。下校時の時間帯も全く同じ光景だ。
一方、日本はどうだろうか?
一部の学校ではスクールバスが導入されているとは聞いている。
「日本の治安の良さの代表例」として、日本の小学生が一人で通学できるという議論も過去は多かった。
今年の5月に新潟県で小学校2年の女児が下校時に連れ去られ殺害されるという痛ましい事件は、まだまだ我々の記憶に新しい。
【残念ながらこうした連れ去り事件は後を絶たない。子供が被害に遭うケースは、全国で年間100件前後で推移している。下校時では2014年、神戸市で小1女児が男に自宅に誘い込まれ殺害された。
文部科学省の調査では、事件防止のため、全国の小学校の約6割で集団登下校を実施し、9割近くが保護者や地域のボランティアらによる見守りを実施している。】
上記の【から】まではネットでの新聞記事からの引用だ。
私はこのような対応策は、昨日の新幹線の事例だと、悪意に満ちた乗客を無防備に密室的空間である新幹線に乗せ、その上で警備員を増員し犯行を実行させない対策に似ていると思うのである。
根本的&抜本的対策は、スクールバスの導入であろう。
60年前の日本社会では、工業化社会の勃興期で、近所のどこの家のだれだれちゃんだ・・・。というようなその地域社会での連携的安全性が担保されていた社会であったのであろう。
ただ今は、全く異なる環境であることは、国民すべての日常生活感覚だろうと思う。
私は小学生の一人通学体制では、また不幸な事件が起きるのでは?と危惧している。
写真は一般的なスクールバス。