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本日の午前中は上海市内での打ち合わせであった。
古き良き時代の上海の雰囲気が残るバンドの近くでのオフィス街であった。
中国国内のあらゆる大都市(北京・広州・深圳等々)では、近代化という名の下でここ40年近くの時代は、古い街並みを破壊し新しい建築物などを建設し地域開発するというパターンの成長エンジンであった。
私も一時は、日本では感じ取ることができないその経済的ダイナミズムに興奮した時代があった。
ところが中国での経済成長は急成長時代が終焉し、安定的な成長:つまり以前と比較して低成長時代に入った現在は、中国のどこの都市を訪問してもワンパターンの街並み:同じような高層ビルが林立している状況であり、かえって心理的に疲労するようになった。
その意味で本日訪問した上海のバンド地区は中国国内でも少ない、ここ100年近くの歴史を日常生活的に感じ取ることができる希少なエリアだと思う。
もちろんこのような感覚は個人差や世代間での違いなどがあること思う。
私は本日の午前中はホッとすることが出来た次第だ。
写真はそのエリアのもの。